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2011年8月1日オープンした 「みやじマリン」(宮島水族館) のそばの小高い丘が経の尾(きょうのお)と呼ばれます。
文政8年(1825)に成る「藝藩通志巻16名勝古蹟」に経の尾について 「大元へゆく路の岡にあり、傳へ云、平相国(平清盛)が一石一字(いっせきいちじ)の法華経を、こゝに埋めしと、今も一石搭あり、其処より経字石を出すことあり、此地の草樹は、釆樵(きこり)すれば祟(たた)りありとて取らず」とあります。 経塚は、貴族たちが法華経を石に書写(石経)し、土に埋めれば浄土に行けるという浄土教の信仰から平安中期から近世にかけて行われたものです。 写真の積石、経塚(清盛塚)などは後世のものといわれています。昭和19年(1944)開墾のため発掘時、素焼の甕{かめ}や宋期の白磁製盒子(ごうし)、梅花双雀鏡などが発見され、厳島神社に非公開で収蔵されています。気になるのが白磁製盒子(ごうし)。です。清盛の日宋貿易で渡海してきた品であれば平家ゆかりの遺産になるのですが。 経の尾へ行くためには、急斜面の階段を登らなければいけないので注意が必要です。現在立入禁止の札が掲示されています。 PR |
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