堀田仁助は、測量に使用する機器を自ら開発・作成したといわれるが現存しない。残された蝦夷地図、日本地図、世界地図と黄銅製尺度(ものさし)やコンパスなどは、日本学士院に保存されている。
津和野大皷谷稲成神社では、仁助が作成した天球儀と地球儀(木製、直径37㎝、1808)を所蔵されている。特筆すべきことに、非公開の 三種の地図も所蔵されている。(特別小図 堀田仁助写の亀井侯への帰国土産。日本国地理測量之図。東三拾三国沿海測量之図)
左図は当神社地下宝物庫に保管されている資料群のひとつである日本国地理測量之図収納状況で、島根県指定有形文化財である。
尚、太皷谷稲成神社の「こ」は「鼓」ではなくて「皷」で、「いなり」は「稲荷」ではなく「稲成」である。
堀田仁助の墓は、津和野町 覚皇山永明寺(ようめいじ)の境内の外を5分くらい行った山の急斜面を少しだけ平にした所にひっそりと佇んでいます。
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